Googleアナリティクスは、無料で使える高機能なアクセス解析ツールです。
すごくいろいろなことが分かりますが、その分、難易度が高いツールでもあります。
個人事業主の方が、自分でサイト分析をするために、機能を限定して、こんな使い方はいかがでしょうか、ということをこれからご提案します。
この記事では、従来のグーグルアナリティクスの使い方をご説明しています。最新バージョンのGA4は使い方が違います。現状は、旧バージョン、新バージョンの2つを平行して使うのがいいかと思います。
1)目標を設定する
ホームページのゴールはなんでしょうか。一般的に、電話をかけてもらうだとか、お問い合わせフォームから連絡をしてもらうことだと思います。
アナリティクスを効果的に使うために、まずは目標を設定しましょう。
ここでは、お問い合わせページに来てもらうことを一つのゴールにします。
1-1.Googleアナリティクスで目標を設定する方法
まずはサイドメニューの「設定」をクリックします。

設定したアカウントで「目標」をクリックします。

目標を自由に設定してください。お問い合わせページをお持ちの方は、そのページを設定することをオススメします。

設定が完了したら、数日後にアナリティクスを開いて「目標達成に向けた進捗状況は?」の項目が表示されているか確認します。データが取れていたらOKです。

ホームに目標が表示されない場合、サイドメニューの「コンバージョン」から目標のデータを確認することができます。

ちなみにお問い合わせページへのアクセスなどではなく、電話をかけるボタンをクリックするなどのデータをとる場合は、Googleアナリティクスのイベントトラッキングという機能を使います。
イベントトラッキングの設定は、目標の設定より難しいです。
無理してイベントトラッキングを設定しなくても、WordPressが入っているホームページであれば、Jetpack by WordPress.comというプラグインを入れるとことで、どのURLがクリックされたのか簡単に知ることができます。
Jetpack by WordPress.comもオススメです。
2)リピーターがどういう行動をしているかを知る
これはプライバシーを暴く禁断の機能なのではと思うのですが、サイドメニューの「ユーザー > ユーザーエクスプローラー」を開いてみてください。
ユーザー一覧が表示されます。数字の文字列です。この数字文字列「クライアントID」をどれでもいいのでクリックします。

このように、クライアントがホームページ内でどのような行動を取ったか、何回目の訪問なのか、パソコンで見ているのか、スマホで見ているのか、パソコンの場合、MacユーザーかWindowsユーザーか、また、どのページを見たのかなど、いろいろな事が分かります。怖いですね。

3)どの地域の人がホームページを見ているのかを知る
サイドメニューの「ユーザー > 地域 > 地域」を開いて、どこに住んでいる人がホームページを訪問しているか見てみましょう。
ご近所の方は見ているでしょうか。
東京であれば渋谷区、新宿区、福島県なら会津若松市、喜多方市のように、市区町村のレベルまで知る事ができます。

4)リピーターがどのぐらいいるかを知る
サイドメニューの「ユーザー > 行動 > 新規顧客とリピーター」を開いて、新規顧客とリピーターの比率を見てみましょう。
どのぐらいのリピーターがいるでしょうか。

5)お客様がどのようにホームページの中を移動しているかを知る
サイドメニューの「ユーザー > ユーザーフロー」を開いて、お客様がホームページの中をどのように移動しているか見てみましょう。
また、どこで離脱しているでしょうか。

6)どんな経路でホームページにアクセスしたのかを知る(SNS?検索エンジン?)
お客様は、どのようにホームページを見つけてくれたのでしょうか。
Twitterから来たのか、Facebookから来たのか、検索エンジンなのか、QRコードなどを読み込んで直接来たのか、見てみましょう。
サイドメニューの「集客 > すべてのトラフィック > 参照元/メディア」を開きます。

7)挫けずにたまに眺めてみる
私もそうですが、特に女性にとっては、この画面はそんなに楽しい画面ではないのではないでしょうか。
とはいえ、たまにはアナリティクスを眺めてみると、何か発見があるかもしれません。
サイドメニューを順番に開いていくと、自分にとってピンと来る情報が出てくるかもしれませんので、お試しください。
私は個人的には、アナリティクスよりはサーチコンソールをよく見ます。
サーチコンソールを見ると、自分のサイトがどんなふうに検索エンジンに表示されているか分かります。

サーチコンソールは、Googleアナリティクスとペアのようなサービスで、こちらも無料で使えます。
あと、この記事の上の方にも書きましたが、WordPressのホームページの場合、Jetpack by WordPress.comというプラグインを入れると、もっとお手軽にアクセス解析ができます。
私はJetpackとGoogleアナリティクス、サーチコンソールの全部を入れて、ホームページのアクセス解析をしています。