ワードプレスの終わりの始まり

投稿:2021年2月24日更新:2021年2月25日WordPress

私は現在、フリーランス11年目ですが、その歩みはワードプレスとともにあったといってもいいぐらいです。

2010年に私は独立したのですが、2012年にはワードプレスの公式なイベント、ワードキャンプの運営スタッフにも参加しており、一時期はワードプレスのコミュニティにはずいぶんと顔を出していました。

2010年前後は、それまでの主流だったムーバブルタイプから、ワードプレスに、流れが変わった時期です。

当時はワードプレスのコミュニティは全国にあり、東京だけでも、地域ごとに何カ所か、勉強会を行うコミュニティがありました。

ワードプレスの人気はこの10年、衰えることはなく、2021年2月24日現在、全ウェブサイトの40.3%はワードプレスでできています。

コンテンツ管理システム(CMS、ブログなどを書くためのシステム)を使っているホームページでのワードプレスのシェア率は64.4%です。

上記のデータは、こちらのサイトからの引用です。

当時のワードプレスと同じぐらい盛り上がっている気がするノーコード

ワードプレスも、いつかは別のツールが出てきて、終わるだろうとは言われているものの、この10年、その地位を揺るがすほどのツールは出てこなかったと思います。

しかし、ついに、その地位を揺るがすほどのツールが出てきてのではないかと思います。

それがノーコードです。

ノーコードというのは、ワードプレスのように一つのソフトウエアのことを指すのではなく、同じ思想で作られているツール全般を指します。

なので、コンテンツ管理システム(CMS)の時代から、ノーコードの時代へ、という書き方の方が正しいかもしれません。

ノーコードという全体の中に、bubbleSTUDIOShopifyなどがあります。

Shopifyは、通販サイト構築ツールとしても、今、とても人気のあるツールです。

ノーコードはどこで盛り上がっているのか

それはツイッターの中でです。

ツイッターで「ノーコード」と検索すると、たくさんの人がツイートしているのがわかります。

また、自分で「ノーコード」についてツイートすると、知らない人からいいねされたりフォローされたりします。

それだけ、情報を求めている人、また、発信している人がいるということで、その人々がとても若いことが印象的です。

すでにその影響は、一般の社会にも及んでおり、人気の通販サービスBASEと連携して、お店独自のアプリを作れるノーコードのサービスなども出てきています。

https://signal.diamond.jp/articles/-/329

ノーコードはアプリを作れるサービス

ここで、ノーコードはなんぞや、ということですが、プログラミング言語がわからない人でも、アプリやWebサービスが作れるサービスです。

ホームページも作ることができます。

パワーポイントを作る感覚で、アプリやWebサービス、ホームページを作ることができます。

ワードプレスも、専門知識がなくてもホームページやブログが作れる、また、会員制サイトのような、アプリのようなものが作れると言うことで普及したのですが、そういう意味では、ノーコードはワードプレスの進化版と言ってもいいかもしれません。

私も実際に、bubbleを操作してみたのですが、ワードプレスはインストールの時点で躓くのに対して、bubbleでは、ログインすれば早速作業ができるという時点で、もう、スピードが違うのを感じました。

操作していてとても楽しいです。

もちろん、本格的にbubbleでアプリなどを作るとしたら、設計の能力などがないと、何かを完成させるところまでは行きませんが、操作するのが楽しいので、いつのまにか頑張れるツールだと思います。

ワードプレスとノーコードの大きな違い

私が思う、ワードプレスとノーコードの一番の違いは、自分でサーバーを借りて運用するか、サービス内に自分のデータを置くかという点です。

ワードプレスでホームページを作ると、必ずメンテナンスが必要になります。

なぜかというと、ワードプレスを動かしているPHPやデータベースのバージョンアップがあるからです。

ワードプレス本体のバージョンアップだけでなく、サーバー内のシステムのバージョンアップも自分たちでやる必要があります。

長年放置しておけば、レンタルサーバーが勝手にやってくれる部分ではあるのですが、その間にセキュリティの問題が発生するなど、問題がないわけではありません。

その点、ノーコードは、自分たちでサーバーを管理するのではなく、アメブロやはてなブログ、facebookやツイッターと同じようにサービスを利用する形なので、セキュリティの問題が起きにくいといえると思います。

ワードプレスもこれだけ普及しているので、攻撃されやすいツールではあり、であるからこそ、素人が運用することを前提に、レンタルサーバー会社が様々な対策をとってくれているということはありますが、そもそも自分で管理しない、というのが一番安心かもしれないとは思います。

運用コストは?

ノーコードは無料でも使えますが、仕事で使う場合、月額課金が必要になるでしょう。

ノーコードの費用は、大体月額2,500円〜3,000円ぐらいからスタートで、規模が大きくなればそれだけ金額も高くなります。

レンタルサーバーを借りてワードプレスを運用する場合、小規模なホームページやブログであれば、月額500円〜1,000円ぐらいといったところなので、それに比べると高いですね。

ただ、単純にホームページを持つ以上のことができるので、運用次第では、ノーコードが断然お得と言うことも出てくると思います。

これからワードプレスはどうなるか

これから2年以内にホームページを作るなら、まだまだワードプレスだと思います。

今後、ノーコードで価格破壊が起こらなければ、安くホームページを運用したければ、これからもワードプレスが有力な選択肢になると思います。

ワードプレスは今でも頻繁にバージョンアップを繰り返していますし、新しい技術の導入にも意欲的です。

すぐにうち捨てられることは考えにくいと思います。

発展途上国では、日本でかつて活躍したトラックや重機が重宝されているようです。

なぜ、古い機種が選ばれるかというと、古い機種の方が、コンピューター化されていないので、発展途上国の環境でも修理しやすいという事情があるようです。

ワードプレスも、そういったポジションで続いていくんじゃないかなと、個人的には、今のところは、そう思っています。

そして、私のように、20代、30代でワードプレスの技術を磨いたエンジニアのような人はたくさんいるので、少なくともこれから20年は、ワードプレスを扱える技術者がいなくなることはないでしょう。

そういう意味でも、「もうワードプレスは終わりだ!」ということはないと思いますが、終わりの始まりが始まったような気はします。

古川恵子。1981年福島県生まれ。東京都豊島区在住。 都内を拠点にフリーランスでホームページ制作を行っています。

ここ数年、情報発信のいろいろな活動をしてきており、そろそろフリーランスから法人にステップアップしたいという野望を持っています。

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