この記事でご紹介するのは、ホームページ作成を業者に依頼して、ワードプレスを導入する場合の、メリットとデメリットです。
今は、どこに頼んでも、小規模なホームページ制作であれば、ワードプレスを導入しましょうと言うことになると思います。
ワードプレスで作るメリット
まず、ワードプレスを入れることで、業者側としては作業数を減らして単価が抑えられるというメリットがあります。これはお客様にとっても、低コストで便利なホームページを得られるというメリットになります。
お客様側のメリットとしては、ホームページの中でブログを書けるようになります。また、そのことで、自分たちでのSEO対策が可能になります。
そのほかにも、目的に応じて様々に機能を拡張することが出来ます。
そして、なんと言っても、ワードプレスのいいところは、みんな使っていると言うことにつきます。
以下のURLをクリックすると、リアルタイムで、ワードプレスがどのぐらいのホームページやブログに利用されているか確認することが出来ます。
https://w3techs.com/technologies/overview/content_management
2021年3月12日現在、世界のホームページの40%にワードプレスが使われています。
コンテンツ管理システム(CMS、ブログなどを書くためのシステム)を使っているホームページでのワードプレスのシェア率は64.5%です。
10年ぐらい前から、ワードプレスはずっと人気があって、日本でも各地で勉強会が行われています。
つまり、もし、前に頼んでいた業者が廃業してしまった場合でも、ワードプレスのホームページであれば、別の業者にお願いすれば、なんとかなる可能性が高いという事になります。
ホームページをリニューアルするときも、記事はそのまま引き継ぐことが出来ます。
珍しいツールを導入してしまうと、それを扱える業者がなかなか見つからずに困ってしまうことになるでしょう。
ワードプレスのデメリット
ワードプレスのホームページは、自分たちで、もしくは業者に頼んでメンテナンスをしながら使っていく必要があります。
これだけワードプレスが普及しているので、ワードプレスは攻撃されやすいツールです。
しかし、だからこそ、ホームページを管理する業者、つまりレンタルサーバーの業者などは独自に対策をしていて、攻撃を受けないように守ってくれています。
それでも、攻撃されやすいツールなので、ワードプレス自体も常に進化していて、どんどん最新バージョンにバージョンアップを続けています。
このバージョンアップの作業を、自分たちで行う必要があります。通知が出たときに更新ボタンを押すだけなので、作業は簡単です。
この作業を怠り、長年放置してしまうと、それだけで自分のホームページがセキュリティホールがたくさんある危険なホームページになってしまいます。
PHPのバージョンアップ
ワードプレスはPHPというプログラムを使って動いています。PHPは、ロリポップやエックスサーバーなどのサーバーの中にあります。
このPHPも、数年に一度はバージョンアップするので、その場合、手動でバージョンアップを行う必要があります。大体2、3年に一度ぐらいのペースでバージョンアップが必要です。
これもコントロールパネルから選択するだけの作業なので、簡単にバージョンアップができますが、なかなか初心者は自分で出来る部分ではないと思います。
業者に頼む場合、万が一に備えてサイトをコピーしたり、テストをしたりしてからバージョンアップをすることになるので、PHPのバージョンアップはそれなりにコストがかかります。
データベースのバージョンアップ
ワードプレスはデータベースに記事の情報などをおいています。
このデータベースも、4、5年に一度は、バージョンアップするので、作業が必要になる場合があります。
このバージョンアップは、より専門的な知識が必要になるので、バージョンアップをする場合は業者にお願いする事になると思います。
データベースのバージョンアップが必要な時期には、ホームページのリニューアルも必要になってくると思いますので、合わせて作業を行うなどするといいかもしれませんね。